「エチオピア」と聞いてどんなイメージが浮かびますか？まず思い浮かぶのは、やはり香り高いコーヒーでしょうか。中には、シープスキンという柔らかく手触りの良い革製品を思い浮かべる方もいるかもしれません。

エチオピアはアフリカ北東部に位置し、エリトリア、ジブチ、ソマリア、ケニア、南スーダン、スーダンと隣接する内陸国です。以前から工業化を目指し、製造業振興に取り組んできました。特に2022年からは「Ethiopia Tamirt Movement」（("Let Ethiopia Produce"、「エチオピアで生産しよう」の意)と銘打って、国内の製造業の競争力向上に注力しています。

この動きを支えるため、JICAの技術協力プロジェクトが2024年8月にスタートしました。私たちは現在、プロジェクトの第一段階として現地で活動を進めています。プロジェクトの主なパートナーはエチオピアの工業省ですが、製造業の振興には工業省内外のさまざまな関係者も重要な役割を果たしています。10月末にはこうした関係者へのプロジェクト紹介を兼ねて、ローンチイベントを開催しました。工業省やJICA事務所をはじめ、多くの方々に参加いただき、活発な質疑応答が行われたことで、プロジェクトへの理解が深まる良い機会となりました。

現在は、産業政策対話、エチオピア関係者能力強化支援やパイロット事業などに向けた準備を現地の関係者と連携しながら実施しています。

＊JICAエチオピア事務所のFacebookに、ローンチイベントの記事が掲載されております。（(1) JICA Launches Project to Boost Ethiopia’s... - JICA Ethiopia - エチオピア | Facebook）

（写真：執務室の様子（現地傭人のゲタフンさんと））