ODA（政府開発援助）

ウェルビーイング

ODAによる世界各地のウェルビーイング分野における支援

今後ますます重要な課題となるであろうウェルビーイングに関する調査やプロジェクトに取り組んでいます。
そのために、日本企業やスタートアップなどとも協力した活動も進める予定です。

主な業務内容

栄養改善に向けた国内・世界の取り組みに関する調査・分析
国際栄養課題への官民連携・コミットメント形成支援
KAIZENを活用した医療の質・安全性の向上に関するプロジェクト
生計向上と栄養改善を結びつけたプロジェクト

栄養改善に向けた国内・世界の取り組みに関する調査・分析

栄養改善のためには食、水・衛生、保健などマルチセクトラルな対応が必要とされます。このことを、戦後日本の経験やJICAなど様々な機関による取り組みのレビューや、統計的手法を用いたデータ分析を通じて検証しました。その結果、マルチセクターによる取り組みの有効性が示され、包括的なアプローチで課題解決を図るための有効な示唆が得られました。
国際栄養課題への官民連携・コミットメント形成支援

2021年12月の東京栄養サミットを契機に、世界の栄養課題解決のために、官民の多様な組織による行動と資金誓約が求められています。栄養や食料システムに係る国際目標と国内外の取り組みを精査し、日本の食品業界による栄養改善事業の形成やコミットメントの作成を支援しています。
KAIZENを活用した医療の質・安全性の向上に関するプロジェクト

日本の産業界で広く用いられている5S-CQI(KAIZEN)-TQMアプローチを活用し、医療施設における安全確保体制の構築を支援しています。安全でない医療行為の特定から原因分析、改善策の実施と検証までKAIZENプロセスを技術的に支援しています。
生計向上と栄養改善を結びつけた
プロジェクト

市場志向型農業に取り組む農家に対し、その活動によって得た収入を活かして、より栄養価に富む多様な食材を取り入れた食事と、家庭の衛生環境の改善に向けた指導をしています。あわせて、お金の使い道や食材の選び方、住まいの改善点について、夫婦で話し合うことも促しています。