社長・部長エッセイ

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「イメージする」ということ

2009年05月
早いものでKMCもこの5月から第10期、9年目を迎えました。陣容としてはまだまだ小規模ですが、組織力としては随分とグレードアップしてきた感があります。きっと皆さんも同じように感じているのではないでしょうか。これは、チーム案件が増えてきた、その体制が整ってきた、といったこともさることながら、やはりそれぞれの社員が、組織人としてのあり方を理解し動いてくれているということがとても大きいと思っています。会社をつくって以来、会社の「組織軸」と社員の「個人軸」とのベクトルの方向性をいかに上手く合わせていくかが、組織強化に向けた大きな課題だと言い続けてきましたが、それが少しずつ会社も私もそして社員の皆さんも身についてきたということなのだろうと思います。これは、KMCがさらに飛躍できる土台ができつつあるということで、頼もしくもあり、そして楽しみでもあります。 実はこのところ、こうした一つの「現実」が実現するには、それまで自分が持っていた「イメージ」の力がとても大きい、と感じるようになりました。つまり"イメージをする(持つ)"ことがその後にとても大きな影響を及ぼす、ということです。例えば、自分の描く夢とか理想とかがある、あるいは不安や心配がある。そのイメージがクリアならクリアなほど、自然とそうした状況が実現するようになってしまうということです。何かを達成しようと無理に努力しなくとも、あるいは何かを懸命に防ごうとしても、イメージした方向に勝手に向かっていくんですね。これ、その「イメージ」の内容が良くても悪くても、それに近づいてしまうということですから、それならできる限り良いイメージを持つようにしたい、ということでもあります。 例えば、何かとても大きな行事があると通常、人は緊張します。そうすると、その緊張をいかに和らげるかということを考えながらその場に臨むわけですが、実際にはなかなかその緊張感からは解放されない。もし仮にできたとしても、それはその瞬間何らかの方法で自分の感覚をマヒさせているだけに過ぎないことが多いわけです。緊張しないようにするからどうしても緊張する。結局はそこから逃れられない。それはどうしてもそのイメージに(無意識であれ)意識がいってしまっているからです。意識するから余計にそれに近づいてしまう。要は呪縛されているわけです。 それならばそれを忘れられるくらいに違った「イメージ」を強く持って、それに集中してしまえれば良いわけです。上の場合であれば、例えば大きな舞台に上った自分がそれを見ている人たちを感動や興奮させているイメージです。専門家によれば、脳は現実もイメージも区別ができないそうです。頭で考えていることが実際には起こっていると認識してしまう。言ってみれば、脳をだますことで自分を自分の欲する方向に持っていく。どうやらそうしたイメージづくりを無意識レベルでできるかどうかが、実は誰でも持っている人間としての大きな潜在能力を引き出せるかどうかの分かれ目だということのようです。言いかえれば、強いイメージ力とそれを信じる力、これが大きければ大きいほど大きな力(実は自分本来の力)が出せる、ということなのだと思います。 何か怒りを覚えるとどんどん腹が立ってきませんか?その逆に、楽しいことを考えていると、本当にどんどん楽しくなってきませんか?これを無意識レベルでやれるようになればしめたものです。ポジティブシンキング、という言葉がありますが、これってネガティブな自分がベースにあるとそのうち無理が来ます。意識と無意識が相克してしまうからです。それではうまくいかないので、もっと深く、自分の考え方のベース自体をポジティブに変えてしまうということです(無意識レベルで)。そうなれば、あえてポジティブに考えよう、なんて思う必要がないわけです。そうすると、ホント不思議と自然に、自分の周りで楽しいことが多くなってくる、勝手に状況の方がポジティブに変わってくれる、それならそうしなけりゃ人生損、ですよね。 「引き寄せの法則」という本があります。ポジティブな人はポジティブな仲間や現象を、ネガティブな人はその逆の人や現象を自らが引き寄せる、ということが書かれています。時々いますよね、文句ばかり言っている人。まず否定的な反応から始める人。何かお願いすると「えーできないよ」、「いやそれはちょっと無理」というのが口癖になっている人。そうした人はそれを現実にする、つまりできないようにわざわざ自らそうした状況を作り上げていることになります。文句ばかり言う人の周りには、不思議と文句を言いたくなるようなことばかり起こる。。。同じ人生なのにもったいない話です。自分の中の「イメージ」を変えるだけで人生が変わるのだとしたら。もっと正確に書けば、「イメージ」を持つだけで自分の持っている力をもっともっと引き出すことができるのだとしたら。でもどうやらそういうことのようです。 と、ちょっと長々と書いてしまいました。書きたかったのは、私も皆さんもKMCという組織の中で様々なチャレンジに取り組んでいる、そんな会社で皆がそれぞれ良い「イメージ」を持つようにできたら、それもごく自然に持てるようになったら、これは強い組織になりますよ、個々の皆さんが素晴らしいプロフェッショナルになりますよ、ということです。そういう私の中には、「楽しく厳しく夢のある」KMCの姿が明確なイメージとしてずい分強く定着してきた気がします。こうなると実はけっこう面白い。皆さんも、ぜひ「良いイメージ」づくりを。
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