スリランカ国 外務省政府開発援助海外経済協力事業(本邦技術活用等途上国支援推進事業)委託費「ニーズ調査」
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期間
2015年8月~2016年3月 -
エリア・対象国
アジア|スリランカ -
クライアント
外務省 -
業種
ー -
詳細内容
スリランカは近年、順調な経済発展を遂げており、投資先としても注目を集めつつあります。一方同国では、輸入燃料による発電による外貨の流出、農村部の開発の遅延、上下水道施設の整備の遅れなどの課題も発生しています。
本調査では、環境・エネルギー・廃棄物処理分野、農業、水の浄化・水処理の3分野で、スリランカの開発課題の解決に貢献する日本の中小企業の製品・技術は何か、それら製品・技術の現地におけるニーズや適用可能性はどのようなものか、について調査しました。
まず日本で、上記分野に関連する日本の中小企業の製品・技術を調査し、その後スリランカにおいて、現地政府や民間企業のニーズ、市場規模、競合製品、ビジネス展開の方法について調査を行いました。その結果スリランカでは、次のような製品のニーズが高く、普及の可能性があることがわかりました。
•環境・エネルギー・廃棄物処理分野:豊富な水源を利用したマイクロ水力発電機、電力消費量を抑える遮熱製品やLED電球・蛍光灯などの省エネ製品。
•農業分野:水稲栽培の生産性向上のための衛星データを活用した営農システム、紅茶などの加工や病害虫発生防止のためのセンサー機器。
•水の浄化・水処理分野:上水供給効率化や公平性の向上のためのボールバルブや持圧弁、省スペース・省エネ型の下水処理施設。本調査の結果を受け、衛星データを活用した営農システムと、上水供給の公平性向上のための持圧弁を同国に導入すべく、より詳細な調査を実施することになりました。
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