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ウガンダ国 5S-CQI-TQMを通じた患者安全構築プロジェクト

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  • 期間

    2021年11月~2027年2月
  • エリア・対象国

    アフリカ|ウガンダ 
  • クライアント

    JICA
  • 業種

  • 案件分野

    保健医療
  • 詳細内容

    日本の産業界で広く実践されている5S-CQI (KAIZEN)-TQMアプローチを、2008年から病院サービスに適用してきたウガンダで、患者と医療スタッフの安全を確保する体制構築を目標とするのが「5S-CQI-TQMを通じた患者安全構築プロジェクト」です。期間は6年間(2021-27年)、ウガンダ各地に配置されている病床数300前後の中核病院18カ所を対象として、安全でない医療行為の特定とその問題分析、特定された問題の改善策の計画と実施、改善策実施を通じて得られた効果の検証、といった一連のKAIZENプロセス実践を技術的に支援し、対象病院が常日頃から一丸となって、患者やスタッフの安全を第一に行動する「患者安全文化」の確立を目指しています。

    退院患者カルテのレビューを通じた安全でない医療行為の調査(調査しているのは、この病院のスタッフ)

    KAIZEN研修(グループワーク。立っている両端は、プロジェクトの現地スタッフ(医師))

    KAIZEN活動スーパービジョン

コンサルタントから一言

医療サービスそのものの品質改善に正面から取り組むプロジェクトは多くありません。ウガンダに限らず、ひと・もの・かねといった資源が非常に限られる医療現場で、「安全な医療サービスとは何か?」をイメージするのが現地の医療スタッフにとって難しく、また「安全でない行為」という失敗を明らかにすることが「罰」につながることも多い中、患者安全という文化を構築するのは容易なことではありません。失敗を罰するのではなく、失敗から学び、その再発防止や安全確保に向けた対策を講じるという、思考の大きな転換も求められます。
対象病院が取り組むKAIZEN活動は地道なプロセスですが、少しずつ現れ始めている成果にやりがいを感じています。患者安全文化は大きな目標ですが、医療を提供するからには歩まなくてはならない道のりを、ともに歩んでいきます。

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