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カンボジア国 メコン川流域諸国におけるPOU浄水システム普及にむけた案件化調査

安全な水とトイレを世界中に産業と技術革新の基盤をつくろう
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  • 期間

    2012年12月~2013年3月
  • エリア・対象国

    アジア|カンボジア 
  • クライアント

    日研株式会社/外務省
  • 業種

    製造業
  • 詳細内容

    カンボジアでは人口の64%しか安全な水へのアクセスを持たず、農村部では40%とさらに低くなっています。

    日研株式会社様が製造するクリンカ205は、銀、二酸化ケイ素などからなる砂状の浄水剤で、3〜6時間で殺菌効果が表れることが研究機関より実証されています。

    同社はそれまで販路のなかったカンボジアでの事業展開を目指し、当社と3つの事前調査を行いました。

    •マーケティング調査:現地で社会性の高い企業を見つけ、テスト・マーケティングを実施しました。良好な結果が出た場合、本格的な事業提携をすることで合意しました。
    •健康調査:クリンカ205を地方の村で配布し、村人の健康改善効果を調べました。その結果、配布した世帯における下痢の疾患率が、配布しなかった世帯と比較して推定56.5%低いことがわかりました。
    •販売モデルの調査:村の社会起業家による商品の販売と、衛生の啓発活動を合わせた販売モデルを構築しました。その結果、モデルの実現可能性と浄水された水へのニーズが確認されました。

    以上の結果を踏まえ、「クリンカ205 社会起業家・コミュニティ水販売モデル」としてパッケージ化し、カンボジアの人々の安全な水へのアクセス向上と、クリンカ205の事業展開を目指すこととなりました。

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