ベトナム国 サイゴンハイテクパークトレーニングセンターを拠点としたロボット生産システムの案件化調査および普及・実証事業

株式会社トヨオカ様は、製造工程の自動化を目的に、ロボット生産システムの企画・開発・製造を行っています。このシステムは製造のほか搬送・加工など様々な用途に活用可能で、日本でも多くの企業に採用されています。

同社は当社とともに、2013年に案件化調査を、2016年からは普及・実証事業を進めながら、同機材を活用したベトナムの産業人材育成にも貢献しました。

案件化調査と普及・実証事業において、当社は以下の支援を行いました。

•経済・社会情勢や教育訓練状況などの事業環境調査・分析
•顧客や競合調査・分析
•事業計画案策定
•ODA事業案策定
•マスタートレーナー育成
•普及セミナー実施
•アカデミックセミナー実施

普及・実証事業では、ホーチミン市の国営工業団地の訓練機関、Saigon Hi-Tech Park Training Centerにて自動化トレーニングを実施しました。自動化トレーニングを通じ、同機関の職員6名をマスタートレーナー（MT）として育成し、MTを通じてベトナム現地企業へ自動化トレーニングが実施されました。同社はこの事業をきっかけに、現地民間企業から自動化システム導入の引き合いを受けるなど、本格的な海外進出に向けて一歩を踏み出しました。