パキスタン国 シンド州におけるインフォーマルセクターの女性家内労働者の生計向上および生活改善支援プロジェクト（フェーズⅠ）

パキスタンでは、農業外労働人口の多くがインフォーマルセクターで働いており、その中でも家内労働に従事する女性が大きな割合を占めています。

家内労働者は、外部から労働実態の把握が難しいものの、労働者の基本的権利を擁護する労働基準法の対象となっておらず、不当な報酬の搾取、劣悪な作業環境、低い交渉力、必要とされるサービスへの限定的なアクセスなど、困難な問題に直面しています。

本プロジェクトは、シンド州女性開発局と家内労働者への支援やサービス提供に取り組むパートナー機関（公的機関、NGO、民間企業等）の能力強化を通じて、低所得層の女性家内労働者の生計向上と生活改善を支援しています。

また、若年層は今後安定した正規雇用の機会を得ることが重要となるため、雇用促進活動にも取り組みます。次世代の女性活躍の場が拡大されるように、社会起業家やFinTech企業を巻き込んだ新しい取り組みにも挑戦していく予定です。

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