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社員のイキイキワクワクを
支える仕事

森 皆子
Tomoko Mori

企画管理部 

国際開発業界へ足を踏み入れたきっかけは、社会人4年目の時に国際協力関係のNPO法人の立ち上げに関わったことです。当時はフェアトレード担当者として、輸入業務や商品開発、販路開拓や広報、イベント開催など多岐にわたる仕事をこなしながら組織の基礎づくりにも関わっていました。

その後、商社で経理担当として経験を積んだのち、2014年より弊社管理部門の一員として働いています。「凛としなやかに」を部のテーマとして掲げ、私たちも、開発コンサルタントもイキイキワクワクと働くことができる環境づくりを担っています。

1対1の関係性を全社員数分つくる

「開発コンサルタント」と言っても十人十色。

1対1の関係性を社員の人数分構築できるよう、「公平性」や「心理的安全性」を意識しながら社員の声を拾い、ニュートラルに対応することを重要視しています。

とりわけコロナ禍を経てからは、在宅勤務時間が増えたことで、お互いに顔を合わす機会が減りました。「コミュニケーション不足により疎外感を感じる状況に陥っていないか」や「新入社員が一人で悩んでいないか」など、より全体を俯瞰しながら個別に対応するようにしています。

対話を中心としたコミュニケーション

全社員と関わる立場を活かし、コーチングや傾聴などのコミュニケーションスキルもアップデートし続けています。管理部門が陥りがちなルールや規則で社員を縛るのではなく、対話を中心としたコミュニケーションを大切にしています。

近年はスキルの土台となる考え方やものの捉え方を養うために、「多様性を尊重するとはどのようなことか」や「自分らしさを発揮できる環境とは何か」、また、「個人と会社のパーパスの掛け算で、働く喜びを味わう在り方とは」などの問いを自分自身に投げかけるようになりました。

コミュニケーション理論と実践のお手本にしているのが、デンマークです。同国は手厚い教育や福祉制度などが整えられ、幸福な国の代表格として知られていますが、この枠組みを効果的に機能させるために、「ペダゴー(日本にはない対人職)」の存在が欠かせません。ひるがえって当社は、「働くことをとおして、途上国の地域住民も社員も幸せになる」ことを目指しており、「幸福」というキーワードが重なるほか、当社のパーパス経営の在り方がキルケゴールの思想が広く行き渡ったデンマークのそれと近いと捉えています。その意味で、管理部門のメンバーがまさにペダゴーのような存在になりえるのではないかと考えるようになり、彼らのスキルや考え方を学びながら仕事に反映させるよう工夫しています。