パキスタンで新しいプロジェクトがはじまりました。同国では、夫などの近親者から受けるDVをはじめ、性暴力や虐待、児童婚などのジェンダーに基づく暴力が深刻な社会課題となっています。本プロジェクトでは暴力被害者の保護と自立支援を促進するための実施体制を強化し、被害者が社会復帰できる社会の構築を目指しています。

先日、第1回目の現地渡航に行ってきました。新しくプロジェクトチームを立ち上げ、現地のカウンターパート機関の建物の一室を執務室として、新たな第一歩を踏み出しました。プロジェクトには、カウンターパート機関であるパンジャブ州社会福祉局と同局傘下の女性保護庁をはじめ、多くの関係者が関わりますが、皆熱い想いをもって真剣に課題の解決に取り組んでいます。これからパイロット事業、各種研修を実施し、事業の制度化を目指して関係者の皆さんと連携しながら活動を進めていきます。

（写真：現地関係者へのインタビューの様子）