コンサルタントの現地レポート
エルサルバドルの野菜農家の市場志向型農業を支援
2016年12月06日
中南米
エルサルバドルエルサルバドル国東部地域野菜農家収益向上プロジェクト
「中米の日本人」の異名を持つ働き者の国エルサルバドルにおいて、東部地域の野菜農家の収入向上を目指したプロジェクトを実施中です。本プロジェクトの期間は2014年5月からの4年間で、同国の農牧省アグリビジネス課および農業普及局と共に働いています。
エルサルバドルでは、1992年まで続いた激しい内戦が終わり約25年が経ちます。東部地域は、当時の内戦が最も激しかった地域でもあり、エルサルバドルの中でも昔から今に至るまで貧困の割合が高い地域です。1980年代に進められた農地改革により一人当たりの土地所有面積も小さく、気候条件も野菜栽培に適しているとは決していえない中、野菜農家であるプロジェクト参加農家は、毎日一生懸命に働いています。
このような中、私たちは農家の収入を向上させるために、カウンターパートである農牧省とともに奮闘しています。本プロジェクトでは、農家がモチベーションを高めつつ、農家自身が市場のニーズを積極的に知り、生産や販売向上を目指せるよう支援しています。また、生産者と市場関係者をつなげるさまざまな取り組みを行っています。
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